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美麗グラフィックと好奇心の減衰

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美麗グラフィックと好奇心の減衰


  ども、やぽんすかです。

 今回のテーマは「ゲームのグラフィック」です。
 早速始めていきましょう!

  •  目次

  1. 進化と変遷
  2. 表現を想像しない
  3. 個人的な考え 


1.進化と変遷
 
 ・ドット絵 コンピューター上の表現の一種で、
       通常の目視でピクセルが判別できる程度の解像度でしたね。  
       ファミコンやゲームボーイの解像度が相当します。

 ・3DCG絵 1990年代中期以降、ポリゴンを活用した立体的な表現の波が押し寄せてきます。
       しかし、携帯ゲーム機の殆どがドット絵だったのでブームは拮抗しました。
       
 ・3Dモデル 3DCGをより滑らかで立体的に表現するため追求していったもので、
       FF10やFF12などは過去作のグラフィックから大きく前進した表現でした。




 2.表現を想像しない

 ・FF7Rによって、ミッドガル脱出までがリメイクされました。
  キャラ同士の立ち合いが映画を見る感覚で観れるため、心情を把握しやすくなりました。
  
 ・FF7無印ではドット絵の様な3Dポリゴンの表現でした。
  当時のRPGでは高解像度な表現でしたが、細かい部分は見えないため
  キャラ同士の心情は想像によって補完することもしばしばありました。




 3.個人的な考え

 PS3用ソフトが販売し始め、PS2時代のソフトと比べて明らかにCG技術が進歩しました。
 GB(ゲームボーイ以下略)でポケモンをプレイした時代が懐かしいです。

 技術の進歩で見えなかった部分が可視化できる様になりましたが、
 同時に進行が遅くなった様に感じます。

 私は味のあるグラフィックに高純度のシナリオが乗る作品が好きなんです。

 CGに注力する余りにシナリオが疎かであったり、
 見えすぎるが故にエンターテイメント性を失っている部分があると思います。

 料理も同様、多少盛り付けがゴタついても味が良ければ美味しく楽しく頂けます。
 単に誤差数ミリを気にする世界では硬すぎて楽しめません。

 アニメ「ピンポン」や「映像研に手を出すな」、「パプリカ」など最高純度のシナリオ
 に味わい深いビジュアルが乗り、観衆の耳を弾丸で射抜くが如きBGMが組み合わさります。

 演出の全てが最高の密度で混ざり合う。そんな作品だからこそ観ていて心躍るものです。
 2Dだから意味がある、CGだからこそ意味がある。
 演出は全てに繋がるからこそ意味があります。

 ゲームではFF12が良い混ざり方をしています。
 映像部分は特に美麗に、ゲームアクション部分は3DCGとの中間に位置しており
 その中間的な表現だからこそファンタジー感を感じました。

 FF7~9はFF10のビジュアルでインパクトを与えるための布石と言われた事もあります。
 秀逸なのは、どの作品とも完成度が非常に高く、グラフィックの変遷が巧みにシフトしました。

 

 筆者の不気味の谷が浅いだけかも知れませんが、
 近年のグラフィックのリアルさからファンタジー感やエンターテイメント性を感じることは
 ほぼ有りません。

 日本のドラマの様に、臭いセリフがリアルに飛び交っているだけに見えるからです。
 そんな三文芝居、わざわざゲームで見たくないですからね。

 現代を象徴するかの様なオープンワールドのゲームも然り。
 現実で特にやることがない場合、ゲームの中でも特にやることが無いです。
 
 ここにきて、あえて解像度を落としたオープンワールドのゲームが出たら興味が湧きます。
 良く見えないからこそ壁に突き当たるまで進んでみたり、
 見えないからこその模索って面白いです。

 見えすぎて面白くない、現実でも言えますね。
 それでは、今回はこの辺で。では!
 



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